ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトとともに近代建築三大巨匠の一人、ミース・ファン・デル・ローエ Míes Van Del Rohe
後にミースが校長となったドイツの総合芸術学校バウハウスの創立者であり初代校長のヴァルター・グロピウスを加えて四大巨匠とも。
- ミース・ファン・デル・ローエとは
- ミースの名を冠した通り
- ドイツにもあったミース通り
- 世界にはル・コルビュジエ通りも
- フランク・ロイド・ライト通りも
- ヴァルター・グロピウス通り
- 余談 ドイツにあるバウハウス デッサウ校は宿泊可
ミース・ファン・デル・ローエとは
ドイツ出身の建築家。バウハウスの第3代目校長となったミースですが、1933年同校は閉校を余儀なくされ、最後の校長となります。
その後ミースはドイツ国内で仕事がなくなり、1937年にアメリカに亡命、翌年1937年から現イリノイ工科大学にて建築学科の主任教授を務めました。
というわけで、シカゴにはミース設計の建築がたくさんあります。
イリノイ工科大学のクラウンホールは特に有名かと。
ミースの名を冠した通り
シカゴにあるミース建築の一つ、レイク・ショア・ドライブ・アパートメント。ミシガン湖の湖畔に立つ高層マンションです。1951年竣工。
鉄とガラスで構成されたファサードがとても美しい。すっと延びるH型鋼、下から見てもよい。
ミースが残した名言「Less is more レス イズ モア」のとおりシンプル、そしてかっこいい。とても70年前の建物とは思えません。メンテナンスもきちんとしているんだろうな。
なおここは住宅のため建物内には入れませんので外から見学。
このレイク・ショア・ドライブ・アパートメントの近くに、ミースの名を冠した道があるんです。その名も
N Mies Van Der Rohe Way
レイク・ショア・ドライブ・アパートメント周辺をブラブラしていたときにこの標識を発見。調べたところNはNorthとのこと。北ミース・ファン・デル・ローエ通り。ほかの方角、East とかSouth とかはあるのだろうかと調べてみましたが見つからないのでなさそう。
地図で見るとこちら。レイク・ショア・ドライブ・アパートメントが面するN Lake Shore Drive 通りから西に2本目の通りです。
ドイツにもあったミース通り
アメリカのほかの地域にはあるのだろうか、となんとなく調べてみるとなさそう。ドイツは?と思いドイツ語で道、通りの意味の単語を調べて探してみると、めちゃくちゃある。フランスとカナダにも発見。
世界にはル・コルビュジエ通りも
ほかの巨匠たちはどうなんだろう、とまたもやなんとなく調べたら、ありました、コルビュジエ通り Avenue le Corbusier、フランスに大量に。パリにはないのか。コルビュジエはスイス生まれですが、フランスで多くの建物の設計をしました。
スペインにも。Calleはスペイン語で道、通りという意味。スペインにコルビュジエ建築あったっけ。イタリアにもあるのか。
パナマ?と思いクリックしてみたところ、C.4aという道が表示されたのだが何なんだろう。
フランク・ロイド・ライト通りも
せっかくだから次はライト。Frank Lloyd Wright way や Driveも発見。アメリカ人建築家のライト、アメリカにけっこうな数の道路がある。カナダにも。
ヴァルター・グロピウス通り
完全に話がミースから脱線してしまった。ここまできたらグロピウスも、きっとドイツにいっぱいありそうと思い調べると、ありますね。めちゃくちゃありました、はい。
世界にはたくさんの道があるものですね。ミース通りを発見して喜んでいる場合じゃなかった。いつかほかの道にもばったりでくわしてみたいものです。
余談 ドイツにあるバウハウス デッサウ校は宿泊可
ミースが学長を務めたバウハウスのデッサウ校は世界遺産に登録されていますが、なんと旧学生寮だった建物に宿泊できちゃいます。素泊まりですがかなりのお手頃価格。インターネットで予約可。おすすめです、ぜひ。