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ヴァイマール 実験住宅 ハウス・アム・ホルン

まだまだ続く、ドイツといえば Bauhaus バウハウス

バウハウスが創設された地、ヴァイマール。
Dessau駅からDBの列車に乗り、途中で一度乗り換えをしてWeimar駅へ。
100周年の今年、新しいバウハウス博物館ヴァイマールもオープン。博物館についてはこちら。 

uchitosotoo.hatenablog.com

 
駅から路線バスに乗り、現在のバウハウス大学ヴァイマール Bauhaus-UniversitätWeimarの近くのホテルにチェックイン。バスはたしか2.1ユーロだった記憶が。

 

荷物を置いてすぐにハウス・アム・ホルン Haus am Hornに歩いて向かう。
バウハウス大学の中を通り、Park an der llmという大きな公園の中をひたすらてくてく。大学には学生がちらほら、公園には近所の人たちなのか、家族連れやカップルが芝生に寝転んでいました。
途中公園でちょっと横道にそれたりしながら(要するに迷子)30分くらいで到着。

ちょうど公園を挟んで大学の反対側あたりですが、公園内は歩ける道が整備されているので直線で行ける訳ではないです。
この地図、なぜだかハウス・アム・ホルンが見切れてしまうので左にずらしてみてください。


ハウス・アム・ホルン Haus am horn

1923年、初のバウハウス展のために画家のGeorg Muche(ゲオルク・ムッへ)により設計された実験住宅。小さな子どものいる標準的家族向け。
1996年に、「ヴァイマールとデッサウのバウハウスとその関連遺産群」としてユネスコ世界文化遺産登録。
修繕していたが、今年の5月18日から見学を再開。よかった。

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門を入り、建物の中へ。チケット4.5ユーロを購入。学生さん?学生だったら割引があるよ、と言われたが、すみません違います。
この翌日行ったバウハウス博物館ヴァイマールで知ったのだけれど、2019年内であればBauhaus Cardが使えます。Bauhaus Cardについては次回に書く予定。

平面形状は正方形、建物中央にリビングルームがあり、その周囲に各個室と水廻りがは位置してある。

まずキッチンの家具がすっきり、シャープ、コンパクト。キャニスターも洒落ている。

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キッチン

各ベッドルームも決して広いわけではなく細長いといった印象だが、ベッドとシェルフが置いてあっても決して狭くは感じない。すべての部屋ではないが、色彩が施してある。
しかしシェルフかっこよかったな。欲しい。それとロールスクリーンのボックスとサイドのレールというか目隠しがすっきりしつつもアクセントになっていていいな、と。

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スクリーンボックス

中央にあるリビングは天井が高くなっており、採光のためのハイサイドライトがあるので明るい。このリビングも決して広いわけではないですが、この天井の高さで圧迫感はない。

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リビング

内部を見終わり、外に出て建物の周りを一周することに。
こちらもすっきり、シャープ。竪樋は丸型ではなく四角で、きれいに納まっている。そういえばデッサウ校でも壁に埋め込まれた竪樋があった。

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約100年前に設計されたとは驚きの実験住宅でした。
住んでみたい。

ハウス・アム・ホルン
https://www.bauhaus100.com/programme/eventdetails/616/

 (ドイツ語、英語)