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ベルリン ミース・ファン・デル・ローエ・ハウス

近代建築三大巨匠の一人、「less is more」のミース・ファン・デル・ローエ(Mies van del Role)


バスハウス関連のことを続けて書いていたら順番が前後してしまった。と思ったが、ミースはバウハウスの校長もしていたお方である。

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ドイツ出身のミース、バウハウスの三代目にして最後の校長も務めていましたが1933年にバウハウス閉校、アメリカに亡命。
ドイツを離れる前に最後に設計されたミース・ファン・デル・ローエ・ハウス Mies van del Role Haus(レムケ邸)がベルリン郊外にあります。
最寄りはトラムM5線のOberseest駅、徒歩10分程度。
参考までにベルリン中心部のAlexanderplatz駅からOberseest駅までは25分程度。
 


トラムを降りたところで小学校低学年くらいのかわいらしい女の子3人組に話しかけられたのだけど、ドイツ語でさっぱりわからない。困っていたらキャッキャ言いながらどこかに走り去っていった。
 

 

Oberseest駅から閑静な住宅街の中を歩いて行くと左手にあります。
 
門から入りまっすぐ進むと本来の玄関だが、現在は閉めているので門を入って右に進み、庭に回る。テラスに面したガラス戸から中に入ると正面に机があり素敵なおじ様、おじさんじゃなくておじ様というかんじの男性が座っていたのでGuten Tagと挨拶をして室内を見学することに。見学は無料だが、奥にドネーションの箱が置いてあったのでいくらか入れました。
建物はL字型。とてもシンプルというかまさに「less is more」というか。テラスに面した南、西側の壁はほとんど床から天井までのガラスになっておりとても明るい、そして室内と屋外がそのまま繋がっているように感じる。

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一部内開きのガラス戸になっている。外部の立ち上がりがほとんどないので雨仕舞いはどうなんだろう、なんて思ったが、下框に水切りがついていた。

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フローリングはヘリンボーン
現在はギャラリーとしても使われていて、アート作品がいくつか並んでいた。
なおキッチンなどの水回りは公開されていない。
 
庭に出て見てみると、茶色のレンガの外観と緑がとてもきれいなコントラスト。そしてとても静かで心地よい風が。
 
帰る前に本(20ユーロ、現金のみ)を購入。ドイツ語版と英語版があったので英語版を。帰ってから見てみたら、前の方にドイツ語、写真を挟んで後ろの方が英語だったので、ドイツ語版と英語版はどう違うのだろう。ドイツ語わからないけど書いてある内容は同じっぽい。まあ英語もそんなにわかるわけではないのだけれど。

余談ですが、ベルリンにあるミース設計の建築物、新ナショナルギャラリー(Neue Nationalgalerie)は改装のため休業中、しかも囲いがありさらにファサードにシートもかかっていたので、屋根と柱しか見えず。改装が終わったら見に行きたいです。
 

ミース・ファン・デル・ローエ・ハウス
開館時間:火〜日曜 11:00-17:00
休館日:月曜
入館料:無料
(2019年10月現在)