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メキシコでチョコラテを飲もう

メキシコにはチョコラテ Chocolateという飲み物があります。その名の通りチョコレートドリンク。ちなみにいわゆる固形のチョコレートのこともチョコラテと言うそうです。
チョコレートの起源はメキシコ。紀元前からカカオが栽培され、古代メキシコではカカオは「神様の食べ物」と言われており、15世紀まではカカオは通貨として流通されるほど重宝されていたいたとか。


メキシコ南部に位置し、映画リメンバー・ミー(原題:Coco)の舞台にもなったオアハカ州 Oaxacaの名物でもあるこのチョコラテ、ココアのような、でもシナモンが入っているのでちょっと違うような。カカオの味がしっかりしつつ甘い、というかんじ。オアハカの名物ではありますがほかの都市でも飲むことができる、メキシコならではの飲み物です。

 

 

 


チョコラテ専門店もありますが、ほかにカフェ、レストラン、食堂などさまざまなところで飲むことができます。前に書いたメキシコシティにあるチュロスの店、El Moroでもおいしいチョコラテが飲めます。チュレリア El Moroについてはこちら

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El Moroのチョコラテ


基本的にミルク(レチェ reche)で割ってありますが、店によってはミルクで割ったものと水(アグア agua)で割ったものの両方があるところもあります。aguaのほうはちょっと味が薄い。recheのほうが濃厚でおいしい、と個人的には思っていますが濃厚な甘さよりさっぱりしているほうが好きな方はaguaがいいかもしれません。飲み比べてみるのもおもしろいです。

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ホテルの朝食。右がチョコラテ、左がコーヒー


食堂なんかで頼むと丸いパンがついてくるところもあります。これをチョコラテに浸しながら食べる。食事のあとにパン付きのチョコラテがくるとなかなかヘビー。でもメキシコ人は頼みます、そして飲みます、食べます。


オアハカでよく見かけるチョコラテのチェーン店チョコラテ マヨールドモ Chocolate Mayordomoでは、チョコミオ Choco Mioという名前のドリンクが飲めます。

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Mayordomo オアハカではよく見かけます

冷たいものでたしか30ペソ(約180円)シェイクのようなかんじで甘くておいしい。メキシコではストロー廃止の動きによりストローはなし。蓋に開いている穴から飲みます。

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チョコミオ


このMayordomoでは板状になったチョコラテの素(というのだろうか)が売っています。フレーバーはオリジナル、ビター、カカオ100%など何種類かあります。店頭で練った状態、まだドリンクになる前のチョコラテを味見させて貰えることがあるのですが、これが濃厚でおいしい。

チョコラテを砕いて混ぜるための棒も売っていますが、チョコラテを買って日本で作る場合はミキサーを使えば簡単です。ちなみにこの棒、カンクンかどこかの空港で「機内に持ち込めないもの」の展示のショーケースに入っていたので、もし購入して飛行機に乗る場合は機内持ち込みではなく預け入れ荷物に入れましょう。保安検査場で没収されるかもしれない。

 

チェーンではない店もそれぞれ特徴がありおいしいですよ。オアハカのチョコラテをドリンクにする前の状態でいろいろ食べてみた話はこちら。

uchitosotoo.hatenablog.com

 
チョコラテ、美味しいですよ。ぜひ飲んでみてください。