メキシコの通貨 お金支払い事情
メキシコの通貨はメキシコペソ。MXDと表記されます。記号はアメリカのUSドルと似ているのですが、ちょっと違う。ドルはSのような文字に縦線2本、メキシコペソは1本。ただパソコンやスマホだと、ドルと打ち込むと＄（つまりはペソ）になってしまうので注意。
12月現在の為替レートで1ペソ5.7円前後。ざっくり6円、100ペソ＝約600円というかんじで6を掛けて計算するとだいたいの値段が把握しやすいかと。
紙幣
500ペソ、200ペソ、100ペソ、50ペソ、20ペソと巷では見かけない1000ペソの6種類。お金をおろしても1000ペソが出てきたことはないので、どこで流通しているのか不明。見たことない。がNetflixでLa casa de las flores（ハウス・オブ・フラワーズ）というメキシコのドラマシリーズの中で1000ペソの札束を見ました。なかなかぶっ飛んでいて面白いドラマです（下ネタあり）
ちょっとした買い物で500ペソや200ペソを出すと嫌がられるというかお釣りがないよ、と言われることが多々あるので、大きい買い物をしたときなどに出して崩しておくのがよいかと。その辺の屋台でも大きいお金だとお釣りがなかったりするので注意。20,50,100ペソを多めに持っておくとよいです。デザインの変更により、一部紙幣は新旧両方のデザインが流通している状態。両方使えます。
硬貨
20ペソ、10ペソ、5ペソ、2ペソ、1ペソ
0.5ペソにあたる50センターボ、0.2ペソにあたる20センターボ、0.1ペソにあたる10センターボ。
20ペソは紙幣があるので硬貨はほとんど見かけないような。センターボはたまにお釣りでもらいますがなかなか使い道がない。買い物をして30ペソのお釣りのとき、5ペソ硬貨を6枚渡されるとかはメキシコではよくあります。
現地通貨の入手方法
日本円からメキシコペソへのレートが良くないので、両替するよりATMでクレジットカードの海外キャッシングやデビットカードで引き出した方がお得です。
ATM
Santander、BANAMEX、HSBC、BANORTEなどの銀行ATMでメキシコペソを引き出すことが出来ます。ATMはCajero automático（カヘロ・アウトマティコ）
3000ペソとかまとまった金額をおろすとだいたい500ペソ紙幣で出てきてしまう。2900ペソとかにするといくらか100ペソ200ペソ紙幣が出てくるのでそのようなおろし方もよいかと。まとまった金額（1000ペソ、2000ペソ、5000ペソなど）を選ぶようになっていますが「otros」というボタンがあればそれを押すと、おろしたい金額をテンキーで打ち込めます。また一日で下ろすことのできる上限が決まっています。銀行によって金額は変わりますが6〜8000ペソくらい。
両替
カードが使えない、紛失などなにかあったときのためにUSDをいくらか持っているとよいです。日本円から両替するよりレートがよいのと（とはいえ日本でUSDに両替する必要はありますが）どの両替所でも両替できます。日本円を両替できるところは少ない。なお両替時にはパスポートと滞在許可証（ツーリストカードの半券）が必要になります。というのもパスポートで月の両替可能限度額を管理しているとのこと。両替できるのは月に1500ドルが上限です。
クレジットカードでの買い物
スペイン語でクレジットカードはtarjeta de cedito（タルヘタ デ クレディト）、デビットカードはtarjeta de débito（タルヘタ デ デビト）
カードで払えますか？と聞くときは「¿Puedo pagar con tarjeta de crédito（débito）? プエド パガール コン タルヘタ デ クレディート？」VISAかMastercardがよいです。
タクシーや屋台、市場、小さい食堂などでは使えません。
ごく稀にですが、クレジットカードで買い物するときに身分証（パスポート）を提示するように言われることがあります。偽造などの不正防止らしい。メキシコは外国人は身分証携帯義務がありますが、たまたま宿の近くのスーパーに行ったとき近いから、と身分証（パスポート）を持っていなかったところ、クレジットカードが使えないことがありました。ただ身分証の提示を言われることはほとんどありませんが0ではないという話です。
場所によってはスリがいるところもあるので、お金や貴重品の管理はきちんとしましょう。とくに人ごみに行くときやメトロに乗るときなどは、財布をズボンのポケットに入れるなどはやめましょう。
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