ちょいと其処まで

旅とか建築とかデザインとかそのほかとか メキシコがすきです 

バウハウス デッサウ校

ドイツといえばバウハウス Bauhausu

ベルリンからDBの列車でデッサウ駅へ。歩いてデッサウ校舎へ向かい、到着後宿泊のチェックイン。部屋に荷物を置き、校内を見学することに。

ベルリンからデッサウ校に到着するまでや、宿泊の予約については下記にて。

uchitosotoo.hatenablog.com

 
学生棟を出てビジターセンターに戻り、以下のチケットを購入。

・All-in-ticket 15ユーロ
 このチケットでデッサウ校舎とマイスターハウスを見学。

・ガイドツアー 7ユーロ
 ドイツ語だったけれど、ガイドツアーでないと入れない部屋があるので参加。
 1時間。英語のガイドツアーもあるが週一(金曜14:00-)だったので予定が合わず。

・photo permission 5ユーロ
 写真撮影許可。これを購入するとシールがもらえるので胸のところに貼りました。

なお価格やガイドツアーの時間等は変わる可能性もあるので、現地もしくは公式HP(ドイツ語、英語)でご確認を。前エントリーに書いた宿泊予約のページもこの中、上段「Visit」から行けます。

www.bauhaus-dessau.de

日本語のオーディオガイドもあったようでしたが、ガイドツアーに参加したりしていたので結局借りなかった。

 

ちょうど始まるところだったのでまずガイドツアーに参加。20人ほどでゾロゾロと歩く。ドイツ語なので話している内容はよくわからずだったが、パンフレットを見ながらここはどこかなどは把握できた。当然ペースが決まっているので、じっくり見たいところなどはツアーが終わってからじっくり見ると良いかと。

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工房棟


いやー、かっこいい。すべてがかっこいい。
このカーテンウォールやら、階段の踊り場やら目に入るものすべてがかっこいい。照明器具なんかもいちいちかっこいい。
ガイドツアーでしか入ることが出来ないのは、校長室、講堂(オーディトリウム)、学生棟。学生棟については宿泊するのですでに入ったけれど。
校長室のデスクというか部屋全体がこれまた美しかっこいい。
講堂は、折りたたみ椅子やら照明器具がこれまたかっこよかった。
かっこいいしか言ってない。

ガイドツアーが終わったあと、BAUHAUSとロゴの入ったあの外壁を見に行った。
工房棟を出て、カーテンウォールをこれまたきれいだなあと何度も立ち止まって見ながらぐるっと半周。

ドーン!

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出ました、BAUHAUS
本物だよ、何度もそれこそ数えきれないくらい写真やら本やらで見てきたものが目の前に。体育座りしてじっくり見てしまいました。

しばし佇み、次は歩いて5分ほどのマイスターハウス(Masters House)へ。
バウハウスの職員住宅でヴァルター・グロピウスの設計。
チケットがない場合は1件目のGropius Houseで購入できるようです。All-in-ticketを持っている場合も、毎回チェックされるのでなくさないように。

4件ならんでおり、うち1件は閉まっていたのでほかの3件を見学。
パンフレットを見直していたら、MucheSchlemmer House(ゲオルグ・ムッヘとオスカー・シュレンマー)はスペシャルイベントの時だけ一般公開していると書いてあった。Gropius Houseは戦災で損傷したので、2014年に再建されたもの。

内部は、最初薄暗いという印象を受けたのですが、窓から入る光が落ち着いた雰囲気にしてくれているな、と。どの部屋もそんなに広いというわけではなかったけれど(むしろコンパクト、寝室は6帖くらいだと)リビングなどは造作家具や開口部などですっきりゆったりとした印象を受けました。

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階段

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建具の小口 厚い


マイスターハウスを見たあとは、校舎に戻り閉館時間まで再度中をウロウロし、ショップであれやこれや買い物。100周年グッズはエコバッグとかナップサック(キュッて紐を引っ張るやつ)本などが売っていました。BAUHAUSロゴ入りグッズはノート、鉛筆、三角スケールもあったな。買いました、三角スケール。

夕食を食べよう、と思い併設されているカフェに行くも、プレッツェルとケーキしか残っていなかった。プレッツェルを購入し外のテラスでさみしい夕食。
宿泊する人たち、夕食どうしてるんだろう。
この日はたまたまこれしか残っていなかったのか、確かに閉まるの早かったけど。
駅近辺にもレストランとか見かけなかった気がするのがけれど、まあどこかにあるのかな。

物足りない夕食を食べ終え、もう一度建物の周りをぐるりと見て回り学生寮へ。
自室に戻り、椅子に座りながらいいねえこの部屋、とか思いながら本を眺めていたところ、頭痛がしてきたのでベッドに寝転がっていたらいつの間にか寝てた。

気づいたら次の日の早朝。
あー、ずいぶん寝ちゃったよ、と思いながらシャワーを浴びにいった。きれい。
部屋に戻りバルコニーに出てみた、手摺が低いのでちょっと怖い。
まあパンフレットにも、現在の建築規制に従っていないので使うなら自分の責任で、バルコニーのドアは常に閉めておくように、といったことが書いてあったので。そういえばドアの鍵を開けるのに手間取った。

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隣の部屋のバルコニー


デッサウから移動する前に駅の反対側を見たかったので、チェックアウト時刻より早めに出て、鍵を返却し駅へ。
Dessau駅のコインロッカーに荷物を預けて、パン屋でパンと水を買ってむしゃむしゃ。


駅をデッサウ校に行くときと反対方向から出て、徒歩10分ほどのところに9月8日にオープンしたバウハウス博物館デッサウ(Bauhaus Museum Dessau)がある。行ったときはまだオープンしていなかったんですけどね。なんとなく見に行った。外観は概ね出来ていそうな様子、内装工事していたのかな。

そこからさらに10分ほど歩くと、ヴァルター・グロピウス設計の職業安定所(現:交通保安局)が。一般公開されているので中に入って静かに見学。

テルテン・ジードルンク(テルテンの集合住宅、Siedlung Dessau-Törten)は、時間の都合で断念。行っていないので正確な行き方はわからないのですが、Dessau駅から離れているのでトラムで行くのかな。なお徒歩だと1時間ほどかかるようだ。

デッサウ校から歩いて15〜20分程度のところにはコルンハウス(Kornhaus)というカール・フィーガー(Carl Fieger)設計のレストランも。
こちらも行っていないので詳細はわかりませんが、ディナーは電話もしくはメールで要予約、と雑誌Penのバウハウス特集に書いてあったのを見かけました。
予約しておいてここで夕食とればよかったのか、今気づいた。でも一人だと食事の量とかどうなんだろう。

駆け足になってしまい見られなかったところもあったけれど、よい滞在だったなと。
博物館もオープンしたことだし、また行きたいところです。