うきうきするほどカラフルな街 グアナファト
メキシコ中部グアナファト州。標高約2000m、メキシコシティの北部に位置する。メキシコシティからは飛行機で約1時間、バスで5時間ほど。
ホンダ、マツダといった自動車産業をはじめ、多くの日系企業が進出している場所でもあります。2019年12月にはトヨタのメキシコ部門が新工場を稼働開始したようで。
昨年11月にきゃりーぱみゅぱみゅさんがメキシコに行かれた際、Instagramに写真をアップしていたところでもあります。スカパラさんも10月にライブに行かれていましたね。
グアナファト州の州都、グアナファト Guanajuatoはスペイン植民地時代のコロニアル建築で有名。また18世紀には世界最大の銀山として名を馳せていました。市街地と近辺の銀山は2007年にユネスコ世界遺産登録。
このグアナファト、とにかくカラフル、鮮やか。映画リメンバー・ミー(原題:Coco)の死者の世界のモデルにもなったとか。たしかに死者の世界めちゃくちゃカラフルだ。宝石箱をひっくり返したようだと言われるこの風景、写真やSNSなどで見たことがある方も多いのではないでしょうか。
ピピラの丘
この景色はピピラの丘から見ることができます。ピピラの丘へはケーブルカーもしくは徒歩で。ケーブルカー乗り場の場所は、グアナファトのシンボル的建築物のひとつでもあるフアレス劇場 Teatro Juarezを正面から見て左手の道を進みます。小道なので本当にここでいいのか?となりますが奥の方にあります。
ケーブルカーは片道30ペソ、往復60ペソ(約180円および360円、2019年7月時点)往路で往復チケットを買うことが出来ます。徒歩では行ったことがない。というのも夕方に登って夜暗くなってから降りてきたので。徒歩の場合、暗くなるとあまり治安が良くないらしいので注意が必要なようです。
夕方暗くなる前に登って上でのんびりしていると、だんだん暗くなり家家に明かりが灯っていく様子を見ることができたのでなかなかよかったです。ただ登ったときは曇り気味だったので、ピカーンと晴れているときにまた行きたいです。色の鮮やかさが違うと思う。
そして丘の上にある巨大な彫刻、ピピラ記念像 Monumento Al Pipila。ピピラはスペインからの独立戦争におけるグアナファトの英雄です。
街の中を歩く
ピピラの丘からの風景を見てもわかるように、斜面に沿ってカラフルな建物が建っています。これがなかなかの急勾配。バイクが走っている道もありますが、バイクが途中でエンストしていて大変そうでした。坂ではなく階段になっていて歩行者のみの細い道もたくさんあります。どの建物も目が覚めるような鮮やかな色彩で歩いているだけでも楽しい。すり鉢状になっている街の中心部、平らな部分にはカフェや雑貨屋などがならんでいます。
口づけの小道
土地を有効活用するため建物が斜面に所狭しと建てられており、住居が建ち並ぶ地域はとくに道が狭い。道を挟んで向かい合って建つ家の窓恋人たちがキスすることもできたというたとえからこの名称になったとか。
かつて向かい同士で犬猿の仲だった家の息子と娘が恋に落ち、夜ごと2階の窓から身を乗り出し、道を隔てて口づけを交わしたというロミオとジュリエットのような伝説がある。ここでキスした2人には15年間の幸せが保証されるとのこと。15年間って!この建物のバルコニーにはお金を払えば上がることができるそうです。ちなみに行ったときは誰もいませんでした。1階の窓に南京錠がたくさんついていました。やはりこのような場所では定番なのですかね、南京錠。
街の地下にあるトンネル
古い地下水路や銀の坑道を道路としてつかっており、車が通ることのできるトンネルが張り巡らされています。建物が密集して建っている斜面の道は車が通れないところが多いので、この地下道を走ります。バス停もあり。もちろん人も歩けます。ですがスリなんかがいることがあるので歩かない方がよい、と空港タクシーの運転手に言われたので歩いてはいません。タクシーで通りました。上から見ると、建物が地下道に張り出すように建っているところもあります。この地下道があるため地上に車が少ないです。歩車分離されてる。
セントロへの行き方
上記の場所はグアナファトのセントロにあります。デルバヒオ空港やレオン空港などと呼ばれるグアナファト国際空港(スリーレター:BJX)からは空港タクシー、Uber、もしくはバスに乗ってバスターミナルまで行きローカルバスかタクシーに乗り継ぎ。
ほかの都市から長距離バスで移動した場合は、バスターミナルからローカルバスもしくはタクシーに乗り継ぎます。
写真でも鮮やか!かわいい!と思いますが、実際に行って見るともっとわくわくしますよ。