迫力の壁画 世界遺産 メキシコ国立自治大学 中央大学都市キャンパス
メキシコシティの南部、コヨアカン地区に位置するメキシコ国立自治大学 Universidad Nacional Autónoma de México 略称UNAM
1551年に王立メキシコ大学として設立、アメリカ大陸で2番目に歴史のある大学です。
メキシコ国内では唯一卒業生から3人のノーベル賞受賞者を輩出。いままで5人のメキシコ大統領も輩出しています。
メキシコでは革命後の1920年代に文化運動が盛んになり、ディエゴ・リベラ、シケイロスといった画家たちによる「壁画運動」が有名。メキシコの歴史や自然を描き、アイデンティティを見直すために大衆芸術を伝えようとした芸術運動です。
中央大学都市キャンパスが2007年にユネスコ世界文化遺産に登録。
メキシコシティ中心部から南方面に1時間ほど離れた場所にあり、広大な敷地にキャンパスがあります。
行き方
メトロ Metro:コピルコ Copilco駅(3号線)徒歩2分
メトロブス Metrobus:ドクトルガルベスDr.Gálvez駅(1号線)徒歩15分
大学周辺およびメトロのコルピコ駅周辺はあまり治安が良くないと聞いたのでメトロブスで行ったのだが、入口までけっこう遠かった。敷地は見えているけど、という。地図を見てもわかる通りめちゃくちゃ広い。
夏休み期間中だったからか、人はまばら。普段は学生たちでいっぱいなのだろうな。
まずは全面が壁画の中央図書館。モザイクどーん。
すごい迫力。建物の四面すべてにびっしりと絵が描かれています。
フアン・アルゴマン作で、アステカ文明、太陽と月、天使と悪魔など。
図書館の裏にある噴水もなんだかかわいかった。行ったときは水は出ていなかったけれど。
図書館の前を通り過ぎ階段を降りると、芝生の広々としたスペース。学生らしき若者、近所の人なのか家族連れが寝転がったりのんびりと時間を過ごしていた。
敷地内を歩いているとほかも壁画がいくつもあります。
こちらはホセ・チャベス・モラド作の壁画。
建物がかっこよくて、あとで撮った写真を見返したら壁画より建物のほうが多かった・・・
これは中間階の一部が張り出していてその部分に壁画が。低層部分にも。
そして直線の窓がかっこいい。ちょっとバウハウスを彷彿とさせるような。
それと壁画ではないですが、とある校舎の窓に貼られた元素記号が。その場で地図をみたところFacutly of Chemistryと書いてあったので化学部のようです。
日本では「水平リーベ〜」なんて語呂合わせで覚えるけれど、メキシコはどんなふうに覚えるのだろう、興味ある。
事前にどの建物にどんな壁画があるかなど細かく調べていかなかったのですが、とにかく広いので全部は見きれなかったようで、まだまだいっぱいあるみたいです。
また行く機会があれば隅から隅まで見てまわろう、そうしよう。