アントワープ美術館 MAS
2011年にオープンした、アントワープ美術館 Museum ann de Stroom 通称MAS
オランダのNeutelings Riedijk Architects設計
アイランジェ地区にあるスヘルデ川沿、10階建の建物。
近づいてみると青みがかった波打つガラスがよくわかる。
外壁のインド砂岩にはアントワープのシンボルである「手」が並んでいる。
無料の屋上展望台も展示もありますが、ル・コルビュジエ Le Corbusierの「Linkeroever-Chandigarh」という特別展がやっていたのでチケットを買って見ることに。
エントランスを入って右手のカウンターでチケット(たしか10ユーロ)を購入。紙のリストバンド。ロッカーに荷物を預けてさっそく見て回ることに。
カウンターの前を進むと右手にエスカレーター。
上がったところのホールにはちょっとした展示が。ガラス、波打ってるね、手すりも合わせてRかかってる。
各階展示室の扉の前で係の人にリストバンドを見せて入る。
このとき開催されていたル・コルビュジエの展示Linkeroever-Chandigarhですが、
Linkeroever(左岸)は1933年に開催されたアントワープの新しい近代都市設計の国際コンペにコルビュジエが参加したときに関する展示。このコンペは勝者なしだったため、コルビュジエの計画は実行されませんでした。
Chandigarhチャンディーガルはインド北西部、1950年代にコルビュジエが設計、都市計画を実現させた街。2016年にユネスコ世界文化遺産登録されています。
この展示、図面も多くありましたが、チャンディガールはインドの映像がかなりたくさんありました。おなじみモデュロールのパネルも。なおこの展示は期間終了しています。
ほかの展示も興味深いものが多かったです。音楽に関する展示やcelebration!という世界のいろいろなお祝いごとの展示とかおもしろかったですね。写真をあまり撮っていなかったのが悔やまれる。
各展示の最初の説明はオランダ語、フランス語、英語など何ヶ国語か並んでいました。1フロアの展示室は広くもなく狭くもなくとった印象でした。
下の階から順番に展示を見ながら上がっていきます。1層づつ90°づつ周りながら登っていくようなかんじ。
一番上までいくと屋上の展望台に出ます。ちなみにこの展望台は無料なので、チケットを購入していなくても上がれます。
目の前にはアントワープの街のパノラマ。
ルーベンスの絵がある「フランダースの犬」でおなじみのノートルダム大聖堂(聖母大聖堂)も見えました。外壁工事中で足場がついていたけど。ノートルダム大聖堂に行ってからこのMASに歩いて行ったのですが20分前後だったかと。
反対側はドッグエリア。
ガラスにはカメラ用の穴が開いており、皆カメラやスマホで写真を撮っている。
これいいな、反射しないし。この穴の写真を撮ってくるのを忘れた。
ミュージアムショップは美術館の隣の建物にあり。
美術館周辺は、古い建物を改装したお洒落そうなレストランなんかがあり、ブラブラするのも楽しそうなところでした。
なお2019年10月18日から2020年4月19日まで「Cool Japan」という展示が開催されているようです。
アントワープ美術館 MAS