ブリュッセル 小便小僧と小便少女
世界三大がっかりスポットの一つ、ベルギーはブリュッセルの小便小僧
17世紀に制作されたブロンズ像で、現在設置されているのはレプリカ。
オリジナルはグラン・プラスにある市立博物館に展示されています。
諸説ありますが、ほかの2つのがっかりスポットはシンガポールのマーライオンと、デンマークのコペンハーゲンにある人魚姫像と言われています。
ずいぶん前だけれどシンガポールに行った時にマーライオンを見に行ったら、工事中でパネルに囲われていて見られなかったのでがっかりしました。
人魚姫像は見たことがないので、まだがっかりしていない。
この小便小僧、ユネスコ世界文化遺産グラン・プラスのすぐ近くにあり、人だかりがすごかったのですぐにわかりました。みんなパシャパシャ写真撮ってた。
たしかに小さかったけれど、とくにがっかりはしなかったなあ。がっかりスポットだというのが、逆にがっかりハードルを下げていたのか、もくしはがっかりスポットを見に来た、というのが自分の中でちょっとしたイベントになっていたのかもしれない。
衣装が日によって変わることがあるらしいですが、この日は裸、衣装なし。
市立博物館に世界各国から送られた小便小僧の衣装が展示されているとのこと。
翌日再度見に行ったところ、黒い上下の衣装に帽子を被っていました。
ふとgoogle mapを見ていると、近くに小便少女という表記が。そんなものがあるのか、ということで行ってみることに。
どうやらこの小便少女、かつて放送されていた「トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~」の第1回放送で「小便少女もいる」というトリビアが流れたらしい。知らなかった。
グラン・プラスを挟んで小便小僧の反対側あたり、袋小路になっている小路を入ると、壁面に南京錠がかかった柵が。その中に和式トイレスタイルでしゃがんでいる小便少女が鎮座?しておりました。
小便小僧に比べて見に来ている人も少なめだったし、哀愁が漂っているというかなんというか。小便小僧はお小水というか水が流れてたけど、小便少女は水が見えなかったな、どうなっているんでしょう。
この小便少女、ガン・エイズの撲滅運動の一環として1985年に制作されたもので、小便少女グッズの収益は、ガン・エイズに苦しんでいる人のために使われているそうです。
なおこの小便少女、薄暗くなってから行ったらあまりよく見えなかったので、翌日の朝に再度見に行きました。日の出ている明るい時間に行くのががおすすめです。