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海外渡航時の顔認証とパスポートのスタンプについて

新型コロナウイルスの流行により日本からの渡航制限、また日本への渡航制限が出ている今日この頃。出入国時もしくはどちらかの時にスタンプを省略している国が少なくない昨今、滞在歴を自己申告でいいのか?との疑問の声がありつつ、スタンプ省略されている場合は調べようがないんだろうなと。難しい問題ですね。これ以上感染が広まらなければよいのですが。

 

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日本では2018年10月から顔認証システムが導入され始め、出入国スタンプ(証印)なしの空港が増えています。それ以前はたしか登録した人は顔認証で通れるよ、というシステムでした。その時は登録せずに毎回カウンターで出入国審査官にスタンプを押してもらっていました。

 

顔認証ゲートとは、目の前にカメラがあり、IC付きパスポートのチップの顔写真を機械で読み取り照合させて通過させるシステム。


パスポートの写真が載っているページを開いて読み取り機に置き、前のカメラに向かい、照合されればゲートが開きます。
なお、ICチップ付きでないパスポート、一人で出来ない場合、身長135cm以下の場合は使えません。
顔認証ゲートを通過出来ればスタンプ省略でそのまま通れます。「顔認証ゲートを通過した場合はスタンプ不要なのでこのまま通ってください」といったような内容の紙が貼ってあったり、近くにいる係の人も「そのままお通り下さい」と言っていました。なおスムーズに行かなかった経験あり。パスポートの写真では眼鏡をかけていないけれど眼鏡をかけて通過しようとしたところ、写真と一致していないと判断されたのか眼鏡の反射なのかエラーになったことが。眼鏡を外したら認証されました。眼鏡をかけている時毎回ではないので何だったのだろう。


このスタンプ省略なのですが、海外在住者が日本に帰国し、日本へ転入届けを出す場合とか海外のビザを取得する場合など、スタンプが必要なこともあるようで。帰国時に免税店の利用をする場合も必要です。

 

 

 


顔認証ゲートが導入されてから最初に海外に行った際は、ちょうどパスポートを更新したばかりでまっさらだったのでなんか押しておきたいという理由でスタンプを押してもらいました。帰国した際もまたすぐに出国する予定があり、出たり入ったりした際に次行く国で何か聞かれたりしたら面倒だな(そんなことあるのかわからないし今まで経験はないけれど)などと思いスタンプを押してもらいました。なんかすみません。
そんな理由で出国、帰国ともにスタンプを押してもらっていたのですが、たまたまでしたがそのときは押しておいてよかったな、と。
というのが現地で体調を崩して病院に行ったのですが、帰国後に海外旅行保険の診察代や交通費の請求をする際に出入国スタンプを含めたパスポートのコピーが必要でした。いままで海外で病院に行ったことも保険を利用するようなトラブルもなかったため、手続きをするのに必要な書類など初めて知りました。
なお保険会社によっては自動化ゲート利用でスタンプの押印がない場合は搭乗券の半券やeチケットの控えなどでも可としているところもあります。まあそりゃそうか。今後もそのような対応をする保険会社が増えるとは思いますが、ご自身が利用する予定の保険について事前に確認しておいた方が良さそうです。


そういうことがあるので旅行が終わるまで搭乗券の半券などは処分しないで持ってた方が良さそうですね。自分の場合はとくに理由はないですが、帰国するまでなんとなく処分せずに持っているので今後もそうしようと思います。

 

いまとなっては出入国時、もしくはどちらかの時にスタンプを省略している国は多くなってきましたが、知らずに行って「あれ、スタンプない!」とあとで気づいて大丈夫なのかと不安になったことはありました。お恥ずかしい。

 

例えばメキシコ、以前の記事で書きましたが入国時はスタンプを押されますが出国時はありません。というかイミグレーションがない。その代わりに入国時に渡されるツーリストカードの半券が必要です。なくしたら罰金そして再発行になるので気を付けましょう。 

uchitosotoo.hatenablog.com

巨大な柱サボテンのある風景!オアハカの植物園

インスタ映えする風景と噂の(?)柱サボテンはどこにあるのか。

 

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オアハカサント・ドミンゴ教会の裏、

オアハカ民族植物園 Jardín Etnobotánico de Oaxaca

にあります。Google mapではエトノボタニコ・デ・オアハカ庭園と出てきます。民族植物園という名からもわかるように、民族学的にも重要な意味を持つ植物がたくさんあります。

 

この植物園、ガイド付ツアーでのみ中に入ることが出来ます。ガイドツアーはスペイン語と英語。

 

 

 


スペイン語ツアー
月曜日から土曜日
10:00-11:00,12:00-13:00,17:00-18:00
の1日3回。1時間で50ペソ(約300円)


英語ツアー
火・木・土曜日
11:00-13:00
2時間で100ペソ(約600円)

※英語のツアーは開催日が少ないのと1日1回のみなので注意です(2020年1月現在)

行こうと思った日はことごとく英語ツアーがやっていなかったというのもあり、スペイン語ツアーに参加。エントランスを入り係の人にツアーに参加したい旨を伝えると、ずらりと並んでいる椅子に座って待っているよう言われました。座って待っていると名前を書く用紙が回ってくるので記入。その後チケットを購入しに行きました。グループで2人以上いる場合は1人が買いに行っていました。


時間になりスタート。説明をしてくれるガイドの男性とアシスタントの方についてぞろぞろ。30人くらいだったか、そこそこの人数。参加者はメキシコ国内の人がほとんどでした。


説明を聞きながら園内を周っていきます(少ししか理解できなかったのですが)もちろんさまざまな種類のサボテンもあり。ウチワサボテンも大きくて立派。テキーラやメスカルの原材料であるリュウゼツラン(スペイン語でagave)も。agaveは教会の前にもあります。チレやハーブといった先住民の暮らしに関わる植物もたくさんありました。

 

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いろいろな植物があります


巨大な柱サボテンはツアーの最後に見られます。すごい、背が高い!

 

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このサボテンはFence post cactusというそう。天気が曇りだったのもあり、Instagramで映えるような写真は撮っていない、というか普段から映えるような写真はあまり撮らない、いや撮れない・・・鏡面になってサボテンが水面に映る人工池のところの写真も撮っていなかったと後で気がつく始末。ポーズとって写真撮っている人たちの合間を縫ってサボテンのみパシャパシャ。スペイン語ツアーでは柱サボテン前で少し説明があり、その後少し自由時間がありました。英語ツアーは2時間なのでどんなかんじなのだろうか。また行く機会があったら英語ツアーにも参加してみたい。

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柱サボテンはもちろん、さまざまな植物があり楽しかったですよ。ぜひ行ってみてください。

オアハカのおすすめ博物館 美術館 地図付き

カラフルな街並みやかわいらしい民芸品などたくさんの魅力があるメキシコ南部のオアハカ。文化、芸術の街でもあるため、セントロには美術館や博物館がたくさんあります。オアハカのセントロは決して大きくないので、歩いて見て周ることができます。地図付きでさくっと紹介したいと思います。無料のところもありますよ。

 

 

オアハカ文化博物館 Museo de las Culturas de Oaxaca,Santo Domingo

 

サント・ドミンゴ教会の隣にある博物館。隣というか建物は一体。修道院だった部分が博物館になっています。入口は教会を正面から見て左手。オアハカ周辺の遺跡から発掘されたものやスペインによる植民地時代の物などが展示されています。点数も多く、またかなり広いので見応えがあります。そして建物がよい。1階から2階に上がる階段部分が荘厳。また2階の廊下の端は腰壁があるのですが、開口部によって四角に切り取られた風景が良いです。とくに建物裏側。サント・ドミンゴ教会の裏は植物園になっており、その風景が見えます。

 

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廊下


定休日:月曜
入館料:70ペソ

https://www.inah.gob.mx/red-de-museos/207-museo-de-las-culturas-de-oaxaca-santo-domingo

 

 

 ムセオ デ ロス ピントレス オアハケーニョ Museo de los Pintores Oaxaqueños(MUPO)

 

ソカロの前、インデペンデンシア通りにある美術館、通称MUPO
オアハカの画家の美術館。2003年にメキシコ国内外のオアハカの芸術家の作品を展示するためにつくられた美術館で17世紀の植民地時代の建物を利用しています。
メキシコを代表する画家、グラフィックアーティストで2019年9月に亡くなったフランシスコ・トレド Francisco Toledoの作品が多くあります。大きくはないですが見応えあり。

 

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休館日:なし
入館料:23ペソ

 

 

 オアハカ現代美術館 Museo de Arte Contemporáneo de Oaxaca(MACO)

 

サント・ドミンゴ教会とソカロを結ぶアルカラ通りに面した美術館、通称MACO
標識は出ていますが仰々しくないので、初めて行ったときは通り過ぎました。こちらも美術館としてはそんなに大きくはないですがいろいろな企画展をやっています。奥の方の裏庭がなんかよい。

 

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入口

休館日:火曜
入館料:20ペソ

https://museomaco.org/

 

 

 

 

オアハカ切手博物館 Museo de la Filatelia Oaxaca


サント・ドミンゴ教会の裏、植物園の向かいにある。
なんと入館無料。
メキシコを中心に各国の記念手が展示されています。引き出し式の展示ケースがたくさん並んでいて楽しい。

 

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引き出してみられるようになっています

日本のものも少々あり、60年70年代の高校野球全国高等学校野球選手権大会国民体育大会(国体)の切手と封筒が展示されていました。封筒は初めて見ました。
ほかにも企画展や切手を使ったアート作品も展示されており、無料でこのボリュームはすごい、ありがとうございますという内容。建物もかわいらしく中庭もすばらしい空間。中庭にはテーブルと椅子があってのんびりできます。
ミュージアムショップで古い記念切手などが販売されています。1968年のメキシコオリンピックの切手が欲しかったのだけど、これだ!柄がなかったので断念。
入ってすぐに切手を散りばめたフォルクスワーゲンのビートルがありますが、メキシコでは昔の丸い形のビートルが大変人気があり、ボチョ vochoという愛称で親しまれています。かつてメキシコシティのタクシーはすべてボチョだったらしい。

 

定休日:なし
入館料:無料

 

 

 オアハカテキスタイル美術館 Museo Textil de Oaxaca


こちらも入館無料。
そしてこちらも建物がかわいらしく、入ってすぐのところでよく皆さんポーズとって写真撮ってる。

 

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伝統的なファブリックや民族衣装などが展示されています。展示はちょこちょこ入れ替わっているっぽい。2階にオアハカ近郊の民族衣装の一覧の写真が展示してあります。たくさんの種類がありとても興味深い。ミュージアムショップには服やストールなどのほかに本なども売っています。

 

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トイレのサインがすてきだったので

 定休日:なし
入館料:無料

https://www.museotextildeoaxaca.org.mx/

 


入館料は2020年1月現在の価格です。オアハカではちょこちょこ物価が上がっているそうなので今後値上がりする可能性がなきにしもあらずです。また定休日については特別な祝日などで休みになることがあります。


建物も魅力的なところが多く楽しいですよ。ぜひ見て周ってはいかがですか。