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かっこいい!メキシコシティの空中図書館 ヴァスコンセロス図書館

メキシコの首都、メキシコシティにあるヴァスコンセロス図書館 Biblioteca Vasconcelos

書棚が空中に浮かんでいるような、SF映画の世界のようなこの図書館、どこぞやのサイトで「死ぬまでに行ってみたい図書館 15選」にも選ばれたとのこと。

メキシコの建築家、アルベルト・カラチ Alberto Kalachフアン・パロマール Juan Palomarによる設計
2006年にオープンした図書館で約58万冊の本が収容されています。

 

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最寄り駅
メトロ Metro:ブエナビスタ Buenavista駅(1号線)
メトロブス Metrobús:ブエナビスタ Buenavista駅(1,3,4号線)
徒歩すぐです。

 

 

大通りに面しているファサードを見る限りはここなのか?というイメージ。車の出入り口になっています。

 

 

 

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正面 車の出入り口


建物東側から入ります。
入ったとたん目に飛び込んでくる書棚たち。
本当に宙に浮いているみたいだ!建物中央をつらぬく吹抜に書棚がせり出している。なんじゃこりゃ。かっこいい、本当に映画のセットかなにかみたいだ。なんだかいまにも動き出しそう。固定されているので実際は動かないけれど。

 

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そしてメキシコのアーティスト、ガブリエル・オロスコ Gabriel Orozcoの巨大なくじらの骨のレプリカでつくった作品が。

 

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くじらの骨のレプリカのオブジェ


ちなみにこの図書館、写真を撮るのにカメラでの撮影の場合は許可が必要です。1階奥のカウンターでパスポートを提示、記名とのこと。スマホの場合は許可不要。けっきょくスマホで撮りました。図書館ということもありシャッター音がしないアプリで撮影。あとで見たら逆光だらけだった・・・

1階は管理部門らしきところと子ども用のスペース。
さっそく中央にある階段を上がって2階へ。2階の書棚はまだ浮いていない。外周部に面した部分に机と椅子がずらりと並んでおり、ところどころ勉強したり読書をしている人が。

2階からは鉄骨階段で上がります。
鉄骨の吊り廊下(というのだろうか)、中央の吹抜に面して書棚が並んでいます。
一部書棚群がせりだしている。

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階段と廊下

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途中階から

上階にあがるにつれて、せりだしたところに立つとちょっと怖くなってきた。高所恐怖症とまではいかないけれど、高いところで手摺壁がないところが少々苦手、そして床が半透明なのもビビるのに拍車をかける。足がすくみ腰がひけながらも吹抜に面しているところに立ってみたり。

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上の階だとちょっとこわい


最上階まで上がると、H鋼が組んであるのが見えます。すごい、かっこいい。
廊下の吊り部材も。

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最上階

最上階のだったかその一層下だったか、海外の本が置いてある一帯があったのでちょっと覗きに。日本の本も少しですがありました。

 

途中階にはところどころテラスがありちょっと休憩なんかするのによい。

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テラス

トイレはなぜか半屋外のようなかんじ。外壁はおそらくポリカーボネートか何かでルーバー状、隙間が空いている。半透明なので見えないといえば見えないが。少し不思議というか恥ずかしいというか。それと冬は寒そう、どうなんだろう。

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トイレの手洗い

一回りして外に出るときは出口荷物検査があります。

 

写真で見るよりも圧倒的な迫力。かっこいい。
メキシコシティに行った際には是非見学してみてください。

 

B19 地球の歩き方 メキシコ 2019~2020 (地球の歩き方 B 19)

B19 地球の歩き方 メキシコ 2019~2020 (地球の歩き方 B 19)

 

 

メキシコシティ国際空港のカプセルホテルに宿泊


メキシコシティ空港、通称ベニート・フアレス国際空港内にあるカプセルホテル、
イズズリープ アエロプエルト IzZzleep Aeropuerto

日本のカプセルホテルを参考にしたホテルとのこと。
新しいのもありきれいだし、Wi-Fi完備、夜遅くに到着したり早朝の便で出発など、シャワー浴びて寝るだけであれば十分。ターミナル1,2どちらにもこのカプセルホテルがあり両方泊まったのでそのレポートを。

 

 

 

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カプセルの扉を中からみたところ

 

 

空港内ホテル事情


空港内にはこのカプセルホテルのほかにターミナル1にヒルトンホテル、ターミナル1直結でカミノレアルアエロプロトというメキシコの高級ホテルの1つがありますが、いずれもまあまあいいお値段。ほかにもシャトルバスがある周辺ホテルはあり。
そんな空港内および直結ホテルにしてはお手頃というかうれしいお値段のホテルがこのカプセルホテル。
時期や空き状況にもよると思うけれど、繁忙期などでなければ諸税込で4,000円ちょっと。
まずターミナル1にオープン、その後ターミナル2にもオープン。

 

いざホテルへ 行き方


ターミナル内にはカプセルホテルのサインがあるのでそれに従って向かいます。エクスペディアで予約したのですが、予約後ホテルから行き方の説明が書かれたメールが英語とスペイン語の2通送られてきました。予約時はIzZzleep Aeropuerto Terminal1 と Terminal 2があるので間違えないよう注意。

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T1とT2がある

 

T1,T2ともサインはこのマーク。サインの横、もしくは下にCápsulas de descanso Sleep  podsと書いてあります。 

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サイン

ターミナル1(T1)

サインに沿って行きます。
まず6番出口(Puerta 6)の手前にあるエスカレーターを2階に上がります。
上がって左に行くと数段の階段がありますがそちらには行かず、右方向(携帯電話会社のTELCEL方向)に進みます。

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エスカレーターを上がり左

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階段の前を右


TELCELを通り過ぎ、飲食店が並んだフードコートのようなゾーンに出るのでそこを左。サインが出ています。
左に曲がって進み、つきあたり(バスのカウンターがある)になっているところを右。そのまま進むと左手にあります。駐車場の手前。サインがちょこちょこあるので分かりやすいです。

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ターミナル1のホテル入口

 

ターミナル2(T2)

同じくサインに沿って行きます。
1階(PB階)のバス、タクシー乗り場方面へ進みます。バスなどのサインに並んでSleep  podsのサインも同じ方向にあり。

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このようなサインがあります


建物の端まで行くと一度外に出ますが、

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自動ドアのところでいったん外に出ます


右前方の建物に入るとすぐ右手にあります。 

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ターミナル2のホテル入口

 

 中の様子

 

T1,2とも入ってすぐの受付でチェックインを済ますと、カードキー、テレビのリモコン、靴下、耳栓、Wi-Fiパスワードがもらえます。受付は英語OK。

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受付でもらえる。シーツは不織布のような
 
ターミナル1(T1)

受付をしてカードキーで最初の扉を開けるとスーツケースやバックパックなども入るロッカーと洗面台。ロッカーもカードキーで開閉。下の段でよかった。上の段だと大きい荷物いれるの大変そう。
ロッカー内にはタオルとブランケットあり。ターミナル2にはあったペットボトルの水がなかったけど、忘れられていたのかもしれない。
チェックインして荷物を入れていたときにタオルとブランケットを入れかえる作業をしていたところだったので。
洗面台の奥にトイレとシャワーブース。
トイレ、シャワーブース共、男女兼用と女性専用があり。
横長のロッカールームの左右に扉があり、カードキーで開錠すると中にカプセルがあります。男女混合。

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T1のロッカ、後ろに洗面台がある
ターミナル2(T2)

受付をしてカードキーで最初の扉を開けると廊下。廊下を右に行くと男女別のロッカールームと洗面台。洗面台の裏にトイレとシャワーブース。ロッカー内にはタオルとブランケット、ペットボトルの水。
左に行くと(おそらく)男女別の扉がありカードキーで開錠すると中にカプセルがあります。おそらく、と書いたのは受付で言われた通りの部屋に入ったというのと、前にT2を利用し、後日T1を利用したところ男女混合だったので、もしかしたらT2も混合だったのか?とあとで疑問に思ったので。記憶している限りだと男女別だったかと。

 

T1,2のいずれもトイレ、シャワーともとてもきれい。シャワー室にはボディソープとシャンプーあり。洗面所にはドライヤー付き。

ちなみにシーツは不織布。

 

カプセル内

 

カードキーで扉を開けて中に入ると、暗いけれどブラックライトがついていてなんだかとっても近未来的。

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2段でカプセルが並んでいる。画質が悪い・・・

 カードキーでカプセルの扉を解錠し中に入って扉を閉め、壁のパネルにカードキーを置くと施錠されます。パネルにある照明の調光部分を指でなぞると照明がつきます。照明をつけるまでブラックライトのみで暗いので、スマホや懐中電灯など何か明かりをすぐ出せる場所に持っていた方がよいです。
ちなみにこのパネル、チェックインのときに説明されるのだけど、覚えきれなかったのでいろいろいじってみて使い方がわかった。
USBポート、コンセントもあります。

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扉のロック解錠ボタンも。日本のカプセルホテルは法律上「簡易宿所」になるのでカプセルに鍵をつけられないのだけれど、メキシコはOKのよう。壁には小さな折りたたみテーブルが埋め込まれている。ノートパソコンを操作するくらいなら使えそう。

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鏡のまわりの照明をつけると明るくなる

 

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鏡に映っているのがテーブル

天井にはテレビモニターが付いている。見なかったけれど。

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天井にテレビ、写真が曲がっているだけでちゃんとまっすぐです

 

モーニングコールもあり。ただしアナログでカプセルの扉をノックされる。利用はしなかったがコンコンされているカプセルがあった。

 

みんな寝るために泊まっているので静かに、というのとカプセル内は飲食禁止。
ターミナル内なので、飲食店やコンビニがあるため買い物や食事は出来る。T2に宿泊したとき、チェックインしたあと荷物を置いて21時過ぎにコーヒーを飲みに出ようとしたら、受付で「どこにいくの」と声をかけられたので、スタバにコーヒー飲みに行きたいと言うと「すぐそこね、それならOK」と言われたので、空港の外には出ないでね、ということだったのかもしれない。まあここに泊まって空港の外に出る人はいないと思うけど。

 

カプセルは2段なので下の段だと上の音が少し気になることもあるけれど、空港内でこの値段でシャワーを浴びられて横になって寝られるのは満足。
早朝便を待つのに空港内のテーブルのあるスペースで過ごしたこともありますが、みんなテーブルに突っ伏してた。そりゃそうだ、眠いもんね。

 

というわけで、このカプセルホテルおすすめです。


メキシコへ行こう メキシコシティ国際空港 出入国について

太陽の国メキシコ

前回メキシコオリンピックのエンブレムのことを書いたので、ここからしばらくメキシコ話を。
日本からは成田空港からメキシコシティ国際空港 Aropuerto Internacional de la Ciudad de México、通称ベニート・フアレス国際空港への直行便があります。
ANAが第1ターミナル発着。
アエロメヒコ Aeromexico(JALコードシェア)が第2ターミナル発着。

 

 

 

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空港名になっているベニート・フアレスとは、メキシコの19世紀の大統領で、先住民族から選出された初の大統領。建国の父と呼ばれ、最も偉大で敬愛されるリーダーとしていまでも大変人気がある人物。
直行便以外だとアメリカ各都市で乗り継ぎが多いかと。検索するとカナダ経由なんかも出てくる。世界屈指のビーチリゾート、カンクンは日本からの直行便はないのでアメリカなどで乗り継ぎ。

日本のパスポートを所持している者は観光目的の場合ビザなしで180日までの滞在が可能です。
アメリカを経由するとアメリカのESTAの関係で90日まで。
アメリカ経由の場合、乗り継ぎのみでもESTAの申請が必要になるので忘れずに。

 

メキシコ入国時


メキシコ入国の際にはツーリストカードに必要事項を記入、イミグレーションでパスポートと一緒に審査官に渡します。
飛行機内で配られることが多いので、もらって機内で書いてしまいましょう。

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ツーリストカード


聞かれることは旅行者か?とか滞在日数は?といったこと。
スペイン語喋れる?英語とスペイン語どっちがいい?と聞かれたこともありました。その時は英語でお願いします、と即答。


ツーリストカードには切り取り線があり、上部分を切り離され、パスポートに押されたものと同じ入国スタンプを押され滞在可能日数が書かれた下部分を渡されます。
これは直行便で入国したので180日。

このツーリストカードの半片、出国の際に必要なので絶対になくさないように。なくした場合、出国時に罰金を払う必要があります。支払いは現金のみでクレジットカードは使えないらしい。
パスポートより少しだけ大きいので、ケースなどに入れずにパスポートに挟んでセキュリティーポーチに入れてたまに出し入れしていたら、端がビロビロになったことがあります。

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ツーリストカードの半片をパスポートに挟むとちょっとはみ出る


税関は申告するものがある場合、ない場合の出口がありますが、申告するものがない場合でもスーツケースや大きめのキャリーバッグを引いていたりすると、X線に通す列に並ぶように言われることがあります。
X線を通したあと、スーツケースを開けるよう指示される人も。
バックパック一個だけとかだとなにも言われないで通れたりする。よくわからん。

 

メキシコ出国時


各航空会社のカウンターでチェックインしボーディングパスを発券したあと、保安検査場に行きます。
保安検査を通ったあとの出国審査、イミグレーションはありません。パスポートに出国スタンプも押されません。ツーリストカードは搭乗する前に搭乗口で航空会社職員に回収されます。

スターアライアンス派なので、ANAユナイテッド航空の話のみになってしまいますが、
ANAはカウンターで発券したボーディングパスをツーリストカードにホチキス留め、ツーリストカードの裏面に座席番号を書かれました。搭乗口ではツーリストカードとボーディングパスの半券(もぎられた)をホチキス留めされた状態で回収されました。


ユナイテッド航空はカウンターではタッチパネルでボーディングパスを発券。タッチパネルは日本語選択可。カウンターでツーリストカードの提示は求められずANAのようにホチキス留めもなく、搭乗口でツーリストカードのみ回収。ただUAANAと同じようにボーディングパスをホチキス留め、半券を回収された友人もいたので、その時によって多少違うのかもしれない。というかその話を聞いてボーディングパスの半券回収されなくてよかったのか?あとになってちょっと不安になった。いずれにせよツーリストカードを紛失してしまった場合はチェックインの時点で申し出、手続きの必要があるみたいです。
それとUAはカウンターでチェックインする前に係員にいろいろ聞かれた。
目的はなんだったか、滞在した日数は、ずっと自分で荷物を持っていたか、誰かに頼まれた荷物はないか、自国での仕事は、などなど。受け答えが終わったらカウンターに進める。その時にパスポートと一緒にツーリストカードを見せたような気がなきにしもあらず。
搭乗口でも「チェックインしたあと何か購入したか」と聞かれました。買っていなかったのでNoと答えましたが、何か買い物していたら荷物検査があったのだろうか。ANAでは聞かれたことないな。


アエロメヒコは搭乗したことがないのでわからないですが流れは似たようなかんじかと。

 

ボーディングパスの半券と一緒に回収されなくてちょっと不安になった話ですが、さらに別の航空会社で出国時に紙のボーディングパスなしでモバイルチケットのみだったことがあり、その場合はもちろんツーリストカードのみの回収でありました(2020年2月追記)


とにかくツーリストカードはメキシコ出国時までなくさないようにしましょう。
あとは飛行機に搭乗して出国するだけ。