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アメリカの空港の保安検査にて ポケットの中の紙まで?

先日小旅行でアメリカに行ったときのこと。帰りにアメリカから飛行機に乗る際の保安検査場にて。荷物と脱いだ靴をコンベヤのトレーへ、もちろん上着や帽子も。そして人間はカプセルのような全身スキャナーに入ると。入る前に『ポケットに何も入ってないね?』と聞かれたので「入ってない」と答えカプセル(なのか?)に入場、両手を上げて静止、ウィーン。

すると『パンツ(ズボン)の後ろポケットに入っているものは何だ?』と。実は後ろポケットに、朝ホテルをチェックアウトした時にもらったレシートというか領収書を入れっぱなしにしていたという。B5より小さい紙を折りたたんで入れていたのを直前に気づいたのだけれど、まあ紙だし、と思いそのままにしていたわけです。しかし考えが甘かった、こんな紙もわかるのか(そりゃわかるか)というか突っ込まれるのか。何も入っていないなんて適当な嘘を言ってはいけなかった。

こんなかんじ

「レシートっす」と係員にその紙を見せる、その後もちろん『他には何も入ってないな?(圧)』と聞かれ、「入ってません」と念のためポケットをごそごそ。無事に通してもらえましたが些細なものも気をつけないといかん。うっかりお菓子のゴミ、たとえば飴の小分け袋とか入れっぱなしにしててもひっかかるんだろうな…

どうやらこの全身スキャナー、X線を利用するタイプと、ミリ波を利用したミリ波スキャナーというタイプがあるらしい。X線のものは少量とはいえ人体(遺伝子)に影響がまったくないとはいえないため、現在は電波を使い反射した電波を受信することで異物の検知をするミリ波スキャナーとのこと。しかしながら、あんな紙までわかるとは、いやわからないとダメか。体に湿布貼ってたりしてもわかるんだろうな、きっと。

今回はそのまま通してもらえたけど、止められてもう一回やり直しとかもあったかもしれない。乗り継ぎでもなく時間もかなり余裕があったからよかったけれど、今後は塵までチェックしようと戒め。

なお今までアメリカ乗り継ぎ(国際線ー国際線)で一番時間が短かったのはヒューストン空港での1時間15分。もともと1時間45分の予定だったのが出発便の遅れで30分短縮。ANAで通しの航空券を買っていたので受託手荷物はスルーだったため、ターミナル移動があっても間に合ったけれどヒヤヒヤしました。なおラウンジに行く時間はなし。ANAのホームページによると、ヒューストン空港での最低乗り継ぎ時間は75分(1時間15分)となっているのでまあ間に合う算段なのだろうけど、入国審査と保安検査にそれなりに人が並んでいるとけっこう焦る。それぞれひっかからないよにしなければと再度戒め。日本での国際線ー国際線(両方他国)は保安検査はあるけれど、入国審査はないのでスムーズそう。使ったことないから知らんけど。

現在、入国審査が以前に増して厳しくなっているアメリカ。今回は入国はまあ当たり障りのないことを聞かれ、最後に返却されたパスポートに挟まれていた税関申告書はまさかのドイツ語。読めないよ、気張っていったのにけっこう適当だな、となったのでよかったのだけど。入国時は保安検査はないけれど、搭乗時の保安検査ももちろん何が起こるかわからない、これはアメリカに限らずですが。というわけで些細なことも最新の注意を払わねばと思った出来事でした。