ちょいと其処まで

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現存する日本最古のビヤホール銀座ライオン七丁目店

8月から放送される、名建築で昼食を食べるらしいドラマの宣伝を見ていたところ、行ったことのある、そしてランチをしたことがある場所がちらほら、その2。

ビヤホール銀座ライオン七丁目店は1934年(昭和9年)創設。現存する日本最古のビヤホールです。まさに老舗中の老舗ビヤホールサッポロビールサッポロホールディングス傘下の株式会社サッポロライオンの運営。夜はそれなりに行ったことがあるのですが、昼にランチを食べたのは数えるほど。最近行ったときは14時ちょっと前だったからか、こんな状況だからか人はまばらでした。夜はこのコロナ禍では行っていないので現在の状況はわかりませんがいつも混んでいて、写真を撮るにも人人人だったので載せられない・・・

歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ

歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ

  • 作者:甲斐 みのり
  • 発売日: 2018/06/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

東京メトロ銀座駅A3番出口から徒歩3分ほど、銀座六丁目という交差点の一画にあります。黄色地に黒い字で「ライオンビヤホール」と書いてある大きなサインがあるのでわかりやすい。

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この銀座ライオンビルは菅原栄蔵設計。
「豊穣と収穫」をテーマにしたインテリアの店内はとにかく荘厳な空間。一番の見どころといえば、入って正面、フロアの奥にある大きなガラスモザイクの壁画。このモザイク画の原画は設計者である菅原栄蔵によるもの。ホール内にはこの大きな壁画以外にもいくつかのガラスモザイク画があります。

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ほかにも目を見張るインテリアがてんこ盛り。柱にもタイルが貼られており、柱上部には麦の穂をイメージしたタイルが貼られています。照明器具のデザインもビールの泡を表現した水玉模様のものとぶどうの房をモチーフにしたもの(写真だとわからないですが)

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床のタイルも1934年の創業以来のもの。椅子もかっこいい。

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また、座る席によって違った空間が楽しめるのもいいです。入口付近だと壁画に向かって全体が見渡せますし、奥の方だと近くで壁画などを楽しめます。天井は伊豆諸島・新島のコーガ石(抗火石)とにかくきょろきょろして見るだけでも楽しい。

さて昼ごはん。昼間からビールをいただきました。ビヤホールだからね。ビール、うまい。

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そしてランチメニューから注文したのはスペシャルMIXフライランチ。ライス、パン、サラダのいずれかを選べます。写真の通りライスに、そしててんこもりの揚げ物。お腹いっぱいになりました。

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夜はしばらく行っていないですが、わいわいと活気があって楽しいですよ。

この銀座ライオンビル、2階から上にはビールとワインの店や、炉端料理といったほかの業態の飲食店が入っています。が入ったことがないので、いつか行きたいなと思います。

そしてこのサッポロライオン、日本各地に店舗があります。インテリアはもちろん異なりますが。CLUB LION CARDというポイントカードもあります。アプリでも利用可。心置きなく皆でビールと食事を楽しめるような生活に早く戻りたいものです。

銀座ライオン七丁目店

銀座ライオンビル - 銀座ライオン

美術建築師・菅原栄蔵 (住まい学大系)

美術建築師・菅原栄蔵 (住まい学大系)

  • 作者:菅原 定三
  • 発売日: 1994/12/01
  • メディア: 単行本