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メキシコの国内移動 ADOのバス 予約方法と乗り方

日本の約5倍の国土面積を持つメキシコ、とにかく広い!
そんなメキシコ国内を移動するには飛行機かバス。だいだいの場合、飛行機の方が値段がお高い。


ADO(アデオ)はメキシコ最大のバス会社で各都市を結んでいます。
ちなみにメキシコシティからカンクンを結ぶバスもありますが、なんと24時間かかります。飛行機だと2時間なのと、この距離だとバスもそこそこの値段がするのもあり飛行機の方が断然いい、というのもあるので多少距離がある場所や時間に限りがある場合などは飛行機と金額などを比較してみるものよいと思います。

 

 

 

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チケット購入、予約


チケットを購入する場合はインターネットで予約するかADOのターミナルで直接購入、もしくは大都市だと街中に購入できる店舗があります。また事前に買うと割引価格で安く買えることがあります。これはADOの公式サイトで値段を確認できます。なお、カウンターで事前に購入する場合もこの割引料金で購入できます。ほかにもクリックバスというバスのチケットを購入できるサイトもありますが、ADOの公式サイト、での購入方法をご紹介。

 

ADOの公式サイトで購入

https://www.ado.com.mx/
なおこの公式サイト、日本からはアクセス出来ない模様(クリックバスはアクセスできます)


出発地と行き先を入力します。ちなみに何文字か入れると候補が出てきます。メキシコシティだと「CDMX」と入力するといろいろ出てきますが、いくつかターミナルが出てくるので注意が必要です。
SÓLO IDAは片道、IVA Y VUERTAは往復。もともと片道にチェックが入っています。
Fecha de salidaで日にちを選びます。
入力が出来たら下の虫メガネマーク、Buscar viajeを押して検索。

 

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検索結果が出てくるので、乗りたいものを選びます。路線によりますがバスのランクがいくつかあります。これについてはあとで説明します。

 

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次は座席を選ぶ画面が出てきます。2人分まとめて買いたいときは2席選択します。
なお1,2日前に買ったときはかなり席が空いていたのに、当日乗ったらほぼ満席、ということが何度かありました。当日カウンターで買う人けっこういるのかそういう時期だったのか。
ある程度の距離になると後方にトイレがついています。これは座席表にも表記あり。時間によってはトイレ休憩もありますが、車内にトイレがあるのは大変ありがたい。しかし!6,7時間を超えるような場合、トイレの近くだとだんだん臭いがキツくなってくる。最後の方とかつらい、早く着いてくれ、と祈るばかり。一度トイレの真横の席だったことがあったのですが、何であの席取ったんだろう、通路を挟んで隣だけど。他の席が空いてなかったんだろうか。トイレの真横やすぐ前の席はおすすめしません。短時間の路線であればトイレに行く人も少ないだろうと思うのでそこまで臭わないかもしれません、知らんけど。

 

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席を選ぶと次の画面へ。
Nombreに名前を入力、Correoにメールアドレスを入力、Confirmar correoにメールアドレスを再度入力します。
その下は
利用規約とプライバシーポリシー
・案内をメールで受け取る
という項目なのでチェックします。

 

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その次のページは旅行する人の名前を入力。2人分まとめて買うようなときは、座席指定で2席選択するとこのページで名前入力欄が2人分出てきます。Asistencia en viajes(10ペソ)は、アシスト(介助ですかね)が必要な場合の項目です。もともとチェックが入っているので不要な場合はチェックを外します。

 

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次は支払い。クレジットカード、デビットカード、ペイパルなどが選べます。いつもクレジットカードで支払っているのでこの方法をご説明。
TARJETA DE CREDITO/DEBITOがクレジットカード/デビットカードです
クレジットカードの名義の名前、番号、有効期間、セキュリティコードを入力して間違いがなければPAGAR(支払う)ボタンを押します。自分はいつも三井住友VISAカード発行、国際ブランドVISAのANAカードを使っているのですが、3Dセキュアの認証が必要。三井住友VISAの会員ページ、Vpassのログインコードかワンタイムパスワードです。ほかのカード会社はわかりませんが、このようにセキュリティチェックがあるカードものもあります。

 

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すべて入力を終えると購入完了。
Finalizaの下、DESCARGAを押すとPDFのQRコード付き電子チケットがダウンロード出来ますが、すぐに最初に入力したメールアドレスに電子チケットが送られてくるので、このページでダウンロードし忘れても大丈夫です。当日はスマホで電子チケット提示でも問題ありません。

 

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バスターミナルのカウンターで購入する


事前でも当日でも購入できます。日に何本も出ている路線であれば大丈夫かもしれませんが、一日1,2本などの路線は年末年始など混む時期の場合、当日行ったら満席で乗れないこともあるので注意。
対面カウンターで購入できます。クレジットカードも利用できます。チケットはレシートのような紙でこちらもQRコードが印刷されています。

 

当日バスに乗る


ターミナルは都市によって広さは異なります。メキシコシティ東バスターミナルTAPOなんかは広いので特に余裕を持って行きましょう。待ち合いにはちゃんと椅子もあります。「〇時発△△行き、×番乗り場から乗車始まるよ」といったアナウンスがスペイン語で流れます。なおアナウンスの前からけっこう並んでたりします。ある程度の大きさのターミナルだとモニターもありますが、乗り場の上にあるモニター(飛行機の搭乗口にあるようなもの)はたまーに間違った表示がされていることもあるので注意。
乗車口前で身体検査と荷物検査があります。なお小さいターミナルだとないところもあります。TAPOなど大きいところは身体検査は空港にあるようなゲートがあります。荷物検査はこちらもターミナルによりますが、バッグを開けて確認されることがあります。バスの下に預ける荷物はチェックされたことはないです。チェックを通るとバスが並んでいるので順番に乗車します。預ける荷物がある場合は預けます。荷物には紙の札をつけてくれて、半券を渡されますので無くさないように持っておきましょう。受け取るときに提示を求められることがあります。ない時もあるけど。


バスの乗り口でチケットをチェックされます。QRコードをスキャンされますが、スマホの場合は画面をMAXで明るくしておいた方がよいかと。読み込めないのか、何度か明るくするように言われました。このときチケットと一緒に身分証明書(パスポートでOKです)のチェックをされることがあります。前の人がIDやパスポートなどを提示していたら用意しておきましょう。バスに乗り込み自分の席に座ります。発車までに飲み物や食べ物を売る人が乗り込んでくるので買ったり。たまにビデオカメラやデジカメを持った警察のような人が乗ってきて乗客を撮影することがあります。バス強盗とかあったとき対策と思われる。この撮影はADO以外にも、メキシコシティから1時間くらいの場所にあるテオティワカン遺跡に行ったバスでもありました。初めてこの撮影の人が来たときにはビビった。 

 

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プエブラのターミナル

 

バスのランク、等級

 

ADOにはいくつかのクラスがあります。通常時でもなんだか座席がリクライニングしている、気がする。何というのか、シートを倒していないのに軽く倒れているような。()内はチケットのServiceという欄に書いてあったもの。Platinoは乗ったことがないのでチケットを持っておらず不明。

 

Platino

一番いいクラス。当然値段も一番お高い。限られた路線のみ運行。ほかのバスは通路を挟んで両側2席の1列あたり4席だが、これは2席1席の1列あたり3席。前後のシート間隔もかなりゆったり。各席にテレビあり。USBポートあり。乗車するときにペットボトルの飲み物とパンが貰える。ターミナルによっては専用乗車口がある。乗ったことないのだがとても快適そうなのでいつか乗ってみたい。車体は青。

 

gl (Ejecutivo)

二番目にいいクラス。十分快適。値段は少々お高い。限られた路線のみ運行。ここから下のクラスは両側2席の1列あたり4席。乗車するときにペットボトルの飲み物が貰える。USBポートあり。普通のADOも同じだが、車内に2台ほどテレビがついていて映画を流している。もちろんスペイン語。子ども向けだったり一般的な映画だったりとチョイスが謎。けっこうな音量で流すので、近くの席、とくに寝たいときなんかだとかなりうるさく感じる。座席表にテレビの位置が書いてあるのでチェックするとよいかと。車体は紫で、Platinoより高そうに見える(個人の意見です)

 

普通のADO (Primera)

標準だと思われる。glより安いが十分快適。glの方が若干前後の間隔にゆとりがある気がするが、Platinoとglほどの差はない気がする。ここから下のクラスは飲み物なし。USBポートはたしかあったはず。テレビと映画の仕様はglと同じ。


OCC (Primera) 

普通のADOと大きくは変わらなかったような。椅子はちょっとかたかったような気がしないでもない。USBポートは記憶が定かでない。テレビと映画の仕様は普通のADOと同じ。 

 

AU (Directo Economico)

一番下のグレードで一番安い。OCCより少々貧相。シート間隔もほかと比べてちょっと狭い、椅子もほかよりかたい。USBポートはこちらも記憶が定かでないがなかったような。テレビもなかった記憶が。たまにトイレがついていないのがある。

 

10時間くらいの長時間、長距離路線に乗っているとさすがに尻が痛くなる。Platino、glあたりなら長時間でも快適なのかもしれない。それと冬なのに空調が効いててめちゃくちゃ寒かったりすることがあるので上着は車内に持ち込むなどしましょう。

 

車窓を見ながらのバスの旅も楽しいですよ。