メキシコシティの博物館、美術館 地図付き
メキシコシティは博物館や美術館がめちゃくちゃ多いのです。世界一美術館の多い街らしい。意外ですよね、初めて知ったときはびっくりしました。まだそのうちのいくつかしか行っていないのですが、行った中でおすすめの博物館、美術館を地図の位置付きでさくっと少しづつ紹介していきたいと思います。
- 国立人類学博物館 Museo Nacional de Antropologia
- 現代美術館 Museo de Arte Moderno
- 歴史博物館 チャプルテペック城 Musei Nacional de Historia Castillo de Chapultepec
- ルフィーノ・タマヨ美術館 Museo Tamayo Arte Contemporáneo
国立人類学博物館 Museo Nacional de Antropologia
世界でも有数の規模と内容を誇る博物館。人類学入門からいままでのメキシコのさまざまな文明についての内容がぎっしり。メキシコシティ中心部からバスで1時間ほどにある遺跡テオティワカンについてや、アステカ文明のアステカカレンダーの展示などなど。普通に見て回っても2,3時間はかかります。
チャプルテペック公園 Bosque de Chapultepecの中にあります。この公園にはほかにも美術館がいくつかあるのでまとめて廻ってもよいかも。どれも広いのでけっこう疲れるけど。
定休日:月曜
入館料:75ペソ(日曜は無料 重要な日は除く)
現代美術館 Museo de Arte Moderno
こちらもチャプルテペック公園内にあります。かなり広くてんこもりです。メキシコのアートが感じられる、名前のとおり現代アートの美術館。常設展と企画展があります。メキシコを代表する画家、フリーダ・カーロ Frida Kahloやルフィーノ・タマヨ Rufino Tamayoの作品も。フリーダカーロの代表作のひとつ「2人のフリーダ」もあります。
以前のエントリーで書いた、メキシコオリンピックのエンブレムがかっこいいTシャツもここで買いました。
定休日:月曜
入館料:75ペソ(日曜は無料 重要な日は除く)
歴史博物館 チャプルテペック城 Musei Nacional de Historia Castillo de Chapultepec
歴史博物館として公開されたいる旧大統領邸。城はメキシコ革命勃発期にメキシコを独裁していたディアス大統領の公邸だった建物。ここもとても広い。チケットを購入してから建物までもけっこう歩きます。丘の上にあるため坂道。建物の内部、当時の調度品は豪華絢爛。テラスからはチャプルテペック公園、シティ、そしてソカロにある大きなメキシコ国旗が一望できる。かつて屋外廊下であったと思われる部分の一部は、現在はDPGのガラスが入っています。屋上庭園もある豪華な建物。さすが城。
定休日:月曜
入館料:75ペソ(日曜は無料 重要な日は除く)
ルフィーノ・タマヨ美術館 Museo Tamayo Arte Contemporáneo
メキシコの芸術家、ルフィーノ・タマヨ夫妻が寄贈したアート作品が収蔵されている美術館。タマヨ作品はもちろん、ピカソなどの作品も。こちらもチャプルテペック公園内。
行ったときは一部企画展の準備中だったので見られなかったところもありましたが、建物もモダンでかっこいい。建物の前にはいくつかオブジェもあります。
定休日:月曜
入館料:70ペソ(日曜は無料 重要な日は除く)
チャプルテペック公園内の博物館、美術館を紹介しましたが、メキシコシティにはまだまだ山のように博物館や美術館があるので、また書こうと思います。それと日曜日は無料で入れるところが多いです。混むけど。なおこのチャプルテペックとは先住民のナワトル語で「バッタの丘」という意味です。この公園、広大な敷地を持ち、ほかにも動物園などがあります。またいろいろな露店が出ておりそれを見るのも面白いかと。
メキシコシティの博物館、美術館、数はもちろんですが、ひとつひとつが大きい、見応えあり。じっくり見てまわるのをおすすめします。
(1ペソ=約6円 2019年11月現在)
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メキシコシティの移動 交通手段
メキシコの首都メキシコシティの観光スポットを紹介する前に書くべきだった気もしますが、メキシコシティ空港から街中へ、および市内での交通、移動手段について。
メトロ Metro、メトロブス Metrobus、路線バス Bus、タクシー Taxi、ウーバー Uberあたりかと。空港からの移動は空港タクシーもあります。
メトロ Metro
その名の通り地下鉄。市内を走っており1回の乗車につきどこまで行っても一律5ペソ(約30円)乗換する際、改札がないので何回乗換しようがどこまで行こうが5ペソ。切符を買うかチャージして使うタッチ式のICカードで乗ります。ICカードについては次のメトロブスの項目で説明。切符を買うときは売り場で枚数を言います。
遭遇したことはありませんがスリがちょいちょいいるらしいので気をつけて。朝と夕方のラッシュ時間帯は混みます。それと車内にいろいろな物売りがいます。イヤフォンとか塗り絵とか。なんで?という物が多いですが、買う人はいます、いるんです。なんでも売れるんじゃないかこの国、という錯覚に陥る。
空港は第1ターミナルの近くに5番線のテルミナル・アエレア Terminal Aérea駅があります。ただ空港付近はあまり治安が良くないのと大きい荷物を持って乗るのは大変、そして安全ではないので、空港からおよび空港に行くのに乗ったことはありません。
オフラインでも使えるアプリ、便利。 いま検索したら出てこない。なくなったのでしょうか・・・
メトロブス Metrobus
市内を走るきれいなバス。2両繋がっている車両もあり。7路線あります。6ペソ(約36円)メトロと異なり乗換の場合はその都度6ペソ。現金では乗れずICカードのみ。
どの駅でもカード購入およびチャージする専用販売機があります。カードは最初に16ペソで購入、1回分の運賃が含まれているのでカード自体は10ペソということになります。カードを購入するときは「COMPRA」のボタン、チャージするときはカードを入れてから「RECARGA」のボタンを押します。なおこの販売機、お釣りが出ないので注意、そして現金のみです、クレジットカードは使えません。このカードはメトロでも使用できますが、メトロの駅では販売機がなかったりするのでチャージできない場合もあります。
車内にモニターがあり、次の停車駅が出るので方向音痴にもありがたい。メキシコシティは朝と夕方の早い時間からめちゃくちゃ渋滞するのですがバスの専用レーンがあるため比較的スムーズに進みます。ただ道路を走っているのでもちろん信号では停まるし交差点が混んでいたら進めないのでスムーズでないこともあり。それでたまにつっかえて2,3台並んでいることもあり。一部道が狭いところなど専用レーンでないところもあり、そういったところはなかなか進みません。
空港からは4号線(Line4)がターミナル1,2ともに出ています。空港線については30ペソ(約180円)空港にも乗り場近くの建物内に販売機があります。また大きい荷物が置ける荷物棚があり。東バスターミナル(TAPO)のあるSan Lázaro駅も通るので、着いてすぐ中長距離バスで移動の場合にも便利です。
アプリはスペイン語のものがありますが使いこなせていない。
公式サイトにGoogle mapの地図があるのでmymapに取り込み、そのマップ上で行きたいところを検索すると近い駅がわかるのでこの方法も併用しています。
路線バス
普通のバス。ミクロブス、ぺセロ、カミオンなどと呼ばれています。ホームページなどで見られる路線図や時刻表もなく、バス停もいまいち位置がわからないので手をあげて停めて乗る。目的地と経由地がフロントガラスに書いてあるのでバスを停め、目的地を運転手に伝えて料金を払い、降りるときはブザーを鳴らして降りる、スペイン語がわからないと難しい、という観光客が乗るにはハードルが高いバス。走る場所や時間帯によっては強盗がいることもある、とメキシコシティ在住の方に聞いたのもあり乗ったことはありません。強盗怖い。料金は距離によって変わるそうですが安いとのこと。
タクシー
シティオ Sitio
特定の場所に停まっているタクシー。地下鉄の駅やショッピングセンターなどのそばに乗り場があります。車体にSITIOのロゴが入っています。
リブレ Libre
許可された流しのタクシーで白い車体にピンクのライン、CDMXのロゴが入っています。
白タク
無許可のタクシー。ぼったくられたり強盗に遭うこともあるそうなので乗らない方がよいとのこと。乗ったことない。
タクシーに乗った際には車体に許可証(運転手の身分証)が貼ってあるか、メーターがきちんと使用できるかを確認しましょう。ぼったくられたり高額請求されないように。
ウーバー Uber
アプリで迎車場所と行き先を指定、支払いまでできる日本ではあまりお馴染みじゃないけれど海外ではお馴染み、だと思う。メキシコシティではかなり人気だそう。事前に料金もわかるしね。ちょこちょこ利用しました。空港に迎えに来てもらう際はゲート番号を指定しましょう。またアプリに表示される車のナンバーをよく確認してから乗りましょう。先日またメキシコに行く前にアプリを立ち上げてみたらアカウントが停止されていたという悲劇が。海外でしか使ってないのに。どうしたものか。それなのにUberからスペイン語のメールが来るんですけど。なにこれ。
空港タクシー
空港からホテルなどへの移動に限りますが、安全な空港タクシー。
ターミナル内に何社かカウンターがあります。行き先を伝えると手配してくれます、行き先によって値段が変わる。Uberよりは多少高いです。
なおタクシーやウーバーは渋滞する時間だとかなり時間がかかります。本当にすごいメキシコシティの渋滞。
いろいろな交通手段があるので、安全に気をつけて楽しく観光しましょう。
世界一美しい郵便局? メキシコシティ中央郵便局
メキシコシティの歴史地区にある
メキシコシティ中央郵便局 Palacio Postal
世界一美しい郵便局との異名もあるとかないとか。
メキシコの死者の日を描いた映画、リメンバー・ミー(原題:Coco)の中で、主人公ミゲルが死者の国で最初に連れて行かれる建物のモデルになったらしい。
1800年代、すぐ近くにあるベジャス・アルテス宮殿 Palacio de Bellas Artesの設計も行ったイタリアの建築家アダモ・ボアリによる設計。今でも現役で使われています。
最寄り駅
メトロ Metor:Bellas Artes駅(2,8号線)
メトロブス Metrobus:Bellas Artes駅(4号線)
歴史地区のためこの周辺にはアラメダ公園 Alameda Centralやベジャス・アルテス宮殿など見るところがたくさんあるので、ぶらぶらしながら行ってみるのもいいかと。アラメダ公園には馬に乗った騎馬警察がパトロールしています。警察官はつばの大きい帽子ソンブレロを被り、リメンバー・ミーに登場するミュージシャン、デラクルスのようなビシッとした服を着ています。デラクルスは白い上下ですが警察官は黒の上下。夏など暑い時期はジャケットなしで白いシャツを着ています。
さっそく中に入ってみると、本当だ、優雅、豪華、きれい。
こんなにきれいな郵便局初めて見たかも、そんなにいろいろ見たことあるわけじゃないけど。これは世界一美しい郵便局というのもうなずける。
宮殿か何かのような階段、どうやら以前は観光客も2階まで上がることができたらしいのですが、現在は上がれなくなっておりロープが置いてありました。たしかに自分も含めて観光客たくさんいたもんなあ。この日は階段の奥にある部屋でなにやら子ども向けのイベントが行われていたようで、小さなお子さんが出入りしていました。
エレベーターも重厚できらびやか。
カウンターも重厚でかっこいい。
窓口にはたくさんの人が並んでおり郵便物を出していました。
大きな荷物を端の方でパッキングしている人がちょこちょこ。
天井と照明も優雅だこと。
このときは手紙を出すことはなかったけれど、また今度行ったときには出してみようかな。